ロシアの核搭載魚雷ポセイドンの威力は?日本への影響も含めて解説

世界最悪とも言われているロシアの核搭載魚雷ポセイドン。使用した際の威力や日本への影響について解説します。

目次

ロシアの核搭載魚雷ポセイドンとは

ポセイドンはロシアが自国での開発を認めている大陸間弾道魚雷 です。その特徴は以下のとおりです。

①ポセイドンは史上最大規模の核搭載魚雷。長さ約20m、直径は約2m、重さ約10t。

 魚雷の直径は大きいものでも約90㎝と言われているため、ポセイドンの「直径約2m」は桁違いであることが容易に想像出来ます。

②ポセイドンは世界最大の原子力潜水艦「ベルゴロド」に搭載。

 ベルゴロドはポセイドンを搭載するために特別に造られた潜水艦で、長さは184mと「世界で最も長い潜水艦」です。その規模は長さ171mのアメリカ海軍ミサイル潜水艦よりも大きいと言われています。また、ロシアはポセイドンを搭載可能な潜水艦を新たに4隻建造中とも報じています。

④ポセイドンは1万㎞の連続航行と水深1000mまでの潜水が可能。

 1万㎞は東京からロンドンまでの距離に相当します。地球一周が4万㎞なので、その1/4の距離になります。そのため、ロシアから北極海を経由して大西洋を横断し、アメリカ大陸を攻撃することも可能です。また、水深1000mまで潜水可能なため、動きをとらえにくいと言われています。

ポセイドンの威力は?本当にすごいのか?

①ポセイドンは最大で100メガトン級の破壊力の核弾頭を積むことが可能(ロシアメディアの説明)

 もし事実であれば広島に投下された原爆が15キロトンであることから、その威力は桁違いです。

②ポセイドンが爆発した際の津波は高さ500m

 東日本大震災の津波が高さ最大40mであることから、桁違いの津波が押し寄せます。

③海中で爆破させることで放射能汚染された津波を沿岸地域に浴びせかけることが可能。

 魚雷によって発生した放射性物質の影響で、津波被害にあった沿岸部の広い範囲で、長期間人類が暮らせなくなるとも言われています。

ロシアがポセイドンを使用した場合の日本への影響は?

ロシアがポセイドンを使用した場合の日本への影響について調べましたが、現時点ではあまり情報を得られませんでした。

そのため、ロシアがポセイドンを日本近海で使用した場合の、日本への影響を考えてみました。

①日本は細長い島国で海岸線が長く、海沿いの平野に人口が集中しているため、放射能を含んだ猛烈な高さの津波が押し寄せてきた場合は、他国に比べて被害が大きくなる。

②日本は原子力発電所のほとんどが海沿いにあるため、津波により原子力発電所が破壊された場合は、更なる放射能汚染と電力供給不足が起こる。

多くの食料を外国からの輸入に頼っているため、津波により多くの港が破壊された場合は、食糧難になる危険性がある。

まとめ

ロシアの核搭載魚雷ポセイドンはとても恐ろしい兵器であると言えます。ロシアが何を考えているのか、実際に使う可能性がどの程度なのか については未知数ですが、使用した場合はとてつもない被害になることが分かりました。現在はウクライナが戦場となっており日本への影響は限られていますが、万が一ロシアがポセイドンを使用した場合は日本への影響も大きくなると考えられます。引き続き今後の動向に注目していきたいと思います。

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